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【バレエ】世界バレエフェスティバルAプロ

2011.8.2 第13回世界バレエフェスティバル <プログラムA> 会場:東京文化会館
  
指揮:ポール・コネリー 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 

 というわけで、3年に1度の紅白歌合戦、バレエフェス本プロの初日です。座席はほどよいセンターブロック、ぶっちゃけNHKのカメラ近くでございました。これくらいだと、オペグラ使わなくてもなんとかなるので目が楽だー。

 まずはお決まり通り、フェス仕様の緞帳に戴冠行進曲。気分が盛り上がってきますねえ。

■第1部■
「スターズ・アンド・ストライプス」  振付:ジョージ・バランシン/音楽:ジョン・フィリップ・スーザ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン

 幕開けにふさわしい、陽気でさわやかなカップル。シムキンは茶目っ気のある演目が似合う。サレンコもはつらつとして可愛い。それにしてもアメリカは、こういう「軍隊+マスコットガール」が好きだよなあ。ある種のチアガール文化とでもいうか。バランシンはアメリカ生まれじゃないけど、彼にとって「アメリカ的なもの」だったのかもしれないな。


「モペイ」  振付:マルコ・ゲッケ/音楽:C.P.E. バッハ
フリーデマン・フォーゲル

 これは初めて見たときがいちばん面白かったような。多分、そのときのフォーゲルに合っていたんだろうな。それでもフォーゲルの「筋肉の表情」が面白いし、最後の「ふっ!」ってライトを吹き消すところが好き。


「幻想~『白鳥の湖』のように」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

 何度か見てるんだけど、何度見てもピンとこないので、ぜひ全幕で持ってきてください、あるいは呼んでください。ブシェがきれいだったよー。


「ドリーブ組曲」 振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:レオ・ドリーブ
上野水香 マシュー・ゴールディング

 なぜかドニゼッティの方だと思い込んでいたので、青い衣装で出てきたときにはほっとしたりして( ̄▽ ̄)。アニエスのこの衣装は好き。水香ちゃんは、こういうアブストラクトの方がいいな。衣装も似合っていた。マシューは誰かに似てるのに思い出せない。パートナーシップもよかったし、まあこれはこれで。


■第2部■
「扉は必ず...」 振付:イリ・キリアン/音楽:ダーク・ハウブリッヒ(クープランの「プレリュード」に基づく)
オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ

 2部の初めだからか、今回はちゃんと眠くならずに起きてたよ! 以前見たときよりも中盤の扉をめぐるパートがコミカルになったような気がするんだけど、何度見ても寝落ちしかけるので当てにならない。オレリー好きだなあ。でも毎回これでなくてもなあ。


「海賊」 振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキ

 ゼレンスキーは本調子でないというか、まだエンジンかける前みたいな感じ。腕の先がちょっとぞんざいな。それでも軸がしっかりしてるから、ゆったりとした回転が気持ちいいし、まあ相変わらずオレ様ではありますよ( ̄▽ ̄)。ポリーナは水色のチュチュですごくきれい! ヴァリエーションはガムザッティの方。これはこれで好きなのでOK。海賊自体を見るのが久しぶりなような気も。


「セレナータ」 振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:アメリゴ・シエルヴォ
ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ

 オーダーメイドな作品だけあって、こういうのはいいですねー。オシポワの「爪むき出しの子猫」と不良青年ワッシーの激しいぶつかり合い。見ながら、この二人ならウエストサイド(←あえてロミジュリではなく)をやればいいんじゃないかと思ったんですが、いやこの世界観は何か覚えが……と考えたら、ケータイ小説かなあ、と。集英社でいうと、コバルトじゃなくてピンキー文庫あたり。って、どういう世界観。


「瀕死の白鳥」 振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子

 いやもう、こういうのを「至芸」とかいうのでしょうな。フォルムが完璧ですよ。「今更ロパートキナの瀕死かあ」という人は帽子を脱いで頭を垂れなさい、という。どの瞬間もスゴいですが、ぢぶんは特に、客席に横を向いて脚を後ろに流して座る、あの形に屈服しました。今日はテレビ対策のためか、照明がやや明るい青だったのも、ぢぶんにはよかったと思われます。はー。


■第3部■
「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー

 クランコ版って、はるか昔にフォーゲルとアマトリアンで見たきりだったのかな。ロミオがジュリエットを階段の途中にちょこん、と座らせるのが好きなのは覚えてたけど、あとは「こんなんだったかなー」と。マクミランの原型みたいな作品。アイシュヴァルトが可愛いなあ。そしてリフトが鬼のようだ。ロミオとキスした後に、高速パドブレで後ろに下がって行くのがいいんだよね。しかもそれがやたら高速でスゲエ、と。


「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"  振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス

 やっぱりジョゼ好きー(≧∀≦)。案外、自分が好きなのはうなじかもしらん。それぞれのソロはないけど、十分に堪能しました。うっとり。

「ディスタント・クライズ」振付:エドワード・リャン/音楽:トマゾ・アルビノーニ
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ

 すいません、寝かけました。ザハロワはコンテの方がいいなー、と思ったのと、メルクリ身体の幅が広くなったなー、と思ったところまでは覚えてるんですが。


「パガニーニ」 振付:マルセロ・ゴメス/音楽:ニコロ・パガニーニ
マルセロ・ゴメス ヴァイオリン:チャールズ・ヤン

 最近流行? の演奏者とのコラボというか、むしろゴメスとヤンのPDDとでもいうべき作品。ヤンの茶目っ気たっぷりの演奏がとにかく楽しい。ゴメスの身体能力はスゴいと思うし、コミカルなかけあいだったけど、正直ゴメスのパートだけだと途中で飽きちゃったな。

「ラ・シルフィード」第2幕より 振付:ヨハン・コボー オーギュスト・ブルノンヴィルに基づく/音楽:ヘルマン・S.レーヴェンスヨルド
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー

 東バのラシルのセット付き。これは好きだから嬉しい。ブルノンヴィル版は久しぶりに見るような。なぜロホがわざわざこれ? とは思ったけど、ふたを開けてみたら正統派で、特別に技を見せつけるようなことはなかったけれど、シルフっぷりが実にチャーミングで。マックレーの怒濤の足技と合わせて、とてもいい上演でした。


■第4部■
「ブレルとバルバラ」 振付:モーリス・ベジャール/音楽:ジャック・ブレル、バルバラ
エリザベット・ロス ジル・ロマン

 ロスを見ると「デカい」と思うし、ジルを見ると「ちっちゃい」と思うし、実際二人並ぶとロスの方がちょっくら大きく見えるんだが、この二人のパートナーシップは揺るがない。「くるみ」を持ち出すまでもなく、ベジャールはロスに「母的なもの」を見いだしていたんだろうな、と、この作品を見ても思う。「母的」であるけど「母」そのものではないまさに「的」なもの。ベジャールにとってはそれが理想だったのかな。
 ジルは相変わらずの「悪魔」だけれど、ジルといえばやはり爪先。それは伸ばした足先が奇麗、というものではなくて、床を自在に操る物としての「爪先」。あれがベジャール作品の「キモ」なんだなあ、と改めて。

「明るい小川」よりパ・ド・ドゥ  振付:アレクセイ・ラトマンスキー/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

 い、いかん、コボーがもう「変な人」にしか見えなくなってる( ̄▽ ̄)。発表当初は「まさかのコボーのシルフ姿?!(≧∀≦)」なんて思ったけど、白シャツ黒パンツ(長)で十分「変な人」だー。しかもおっさん体型に見える(←衣装がぴったりではないので、中身はわからない)のに、やっぱり踊りはいいんだよなあ。コジョカルは白に黒の水玉肩だしワンピ。どういう場面なのか、全幕を見たのによくわからない(笑)んだけど、二人のかけあいが楽しかった。


「カンタータ」 (世界初演) 振付:ナチョ・ドゥアト/音楽:ヨハン・セパスティアン・バッハ
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ

 マラーホフは黒のチューブトップっぽいレオタード、ヴィシニョーワが黒の濃淡(一部シースルー)の市松模様のレオタードとタイツだったかな。マラーホフはほぼサポート。ヴィシニョーワが相変わらず美しかったけど、作品としては特に面白いものでもなかったかな……。


「オネーギン」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

 いや、フォーゲルの衣装の似合わないことってΣ( ̄ロ ̄lll)。これはびっくり。「黒が似合わない」ってことが世の中にあるとわ。踊れるとか踊れない以前のような。うんまあでも、これはタチアーナの夢なので、あのすてきな人がちょいワルだと嬉しいわー、みたいなところで。ポリーナのタチアーナはいいな。夢見がちな少女。


「ドン・キホーテ」 振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

 オシワシペアを見たばかりだと、こうした正統派のドンキはいいですなー。まあサラファーノフが特別好きというわけでもないし、彼がマールイってのも慣れないんだけど……orz。ノヴィコワは派手さはないけど品がよくて、サラファーノフも大技は入れつつも逸脱したところはなくて、やっぱり古典はこういうふうに踊ってほしいなー、と。気持ちのよいトリでした。


 フィナーレは「眠り」のアポテオーズ。いつも通り、女性のアルファベット順なので、ザハロワが最後。ポリーナは、フォーゲルとゼレの二人にエスコートされて。だけど、ゼレがもう黒のジャージ(?)に着替えちゃってたんで、「まるで芸監のおっさんだなー」と思ったんだけど、よく考えたらまさに「芸監のおっさん」その人ですよ( ̄▽ ̄)。あはは。指揮者はいちばん下手にいたコジョカルが迎えに行っていました。

 とりあえず。のちのち、ブログの方に足すことがあるかも(ないかも)。

 コメントがありましたらこちらへ。

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