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【バレエ】日本バレエ協会全国合同バレエの夕べ

2012.8.16 全国合同バレエの夕べ 日本バレエ協会 ゆうぽうとホール

 14日と16日の2日間に分けて、日バ協各地区の演目が4本ずつ、本部による「卒業舞踏会」がちょっとだけキャスト変えをして各日に配されるという催し。今年で35回ですが、今年から文化庁と共催になったので、回数ではなくて「元号」年度で表記するようにしたとか。ぷんぷん。

 名前だけはよく目にする催しですが、見るのは今回が初めてです。東バにいた井上くんが出るというので行ってきましたが、なかなか楽しかったです。席は2階前方ど真ん中。ここでA席というのは助かるなあ。

 指揮:福田一雄 演奏:シアター・オーケストラ・トーキョー

【東京地区】ディヴェルティメント
振付:堀登 音楽:モーツァルト ソリスト:佐藤彩

 女性のみ、シンプルなスリップドレス風の衣装で、モーツァルトの何楽章だかあるような音楽を使った(←モーツァルトは聞かないんだよなあ)、バランシン風のネオクラなシンフォニックバレエ。
 んー。正直にいえば、これがいちばん面白くなかったなあ。2階だったからフォーメーションの楽しみがまだあったけど。照明はいろいろと工夫がこらされていた。
 地区合同なので、多分各スタジオからのピックアップメンバーみたいな感じで構成されてると思うんですが、群舞は全然揃わないというか、むしろ「自分のできる範囲でがんばります!」のような。「スリップドレス風のシンフォニックバレエ」って、ただでさえ発表会っぽく見えちゃうからなあ……。ソロを踊った佐藤さんは、やはり抜きん出て巧かったです。
 ま、全体バランシン風なんですが、一人ちょっとふくよかな方がいらっしゃいまして。ていねいで柔らかい踊りをする人で、好感度が高かったんですが、その人だけ同じ衣装なのに「ギリシャ風」に見えたのが面白かったです。なるほどなあ。

【九州南支部】チャルダーシュ!
振付:尾野るり 音楽:ブラームス

 こちらも特に物語はないですが、黒の胴衣とカラフルなランプシェード型というのか? なチュチュの女性たちの群舞に、時々男性一人が入るという。タイトル通り、チャルダッシュの型を使ったもので、メリハリがあって楽しかったです。男性が入ることで女性たちが「あの人だれ?」「声かけてみない?」という具合にさんざめくのも楽しい演出で、こういうドラマっぽいものが多少でも入ると違うなあ、と思いました。男性は小野竜嗣さんという方で、記載のされ方からして、「平場の一人」の扱いのような。小柄ですが、柔らかくていい踊りでした。

【関東支部】「真夏の夜の夢」より結婚の場 
振付:堀内充 音楽:メンデルスゾーン 編曲:福田一雄
ソリスト:岸彩果、木下真希、須藤里沙、中野亜矢子、持田耕史、登坂太頼、内藤悠太、佐藤祐基
パック(兄妹):井上良太、永井綾香

 メンデルスゾーンの「真夏」から結婚行進曲を前半、ヴァイオリン協奏曲を後半のメインに使い、前後に「真夏」の音楽を少し組み合わせてプロローグとエピローグにした構成。「結婚の場」ということで、白をメインにした豪華な(キラキラ〜♪)なクラシックチュチュの女性群舞16名に4組の新郎新婦、パック兄妹(兄妹?!)の踊り。4作の中では、いちばん作品としても踊りとしてもまとまりがあって、見応えがありました。やっぱクラシックチュチュっていいよなー♪ 背景には青空が映し出され、途中で両脇に白いブランコがおろされるなど、唯一ちょっとした装置もついてた。

 森の中でパックの兄妹(←兄妹というにはアヤシイ気も)が遊んでいると、4組の新郎新婦とお祝いの女性たちがやってきて踊り、パックたちもその間を縫って一緒に踊り、みんなが帰って行くのを見送る。4組は特に誰がライサンダーで、ということはなく、男性4人のヴァリなどもありましたが、全員同じトーンなので、むしろパック兄妹の方が狂言まわしとはいえ、主役っぽい(笑)。最初と最後だけかと思いましたが、新郎新婦と一緒に同じ振りでちょっとパックっぽく(手のひらが上向きとか)踊るような場面も多く、久しぶりに良太くんを堪能しましたよー。詳しくはブログの方で。

【関西支部】空へ
振付:石川愉貴 音楽:Moriya Saitoほか

 これもシンプルなスリップドレスの女性たちのシンフォニックバレエで、男性3人が追加……ということで「またかよ」と最初は思ったのですが、始まったら面白かったです。「空」をモチーフに、夜明け前、街の夜、雨などを表現していく。こうしたテーマがしっかりある方が見ていていいですね。雨なら雨の表現に各人の表情(顔だけでなく動きの)をつける余地があって、群舞の不揃い感や技量の差というのが気にならなくなる。とはいえ、男性3人はもう少し、お互いに「合わせる」っていうことを考えてほしいなー。パートナーとは合っていたけど。3人マネージュとか、追い越しそうになってたし。音楽もジャズっぽいもの、そうでもないもの取り混ぜて変化があったのもよかった。「雨」の場面がとくに面白かったな。女性たちが「あら降って来た」と、雨の中で踊っているようでもあり、ダンサー自身が雨粒のようでもあり。


【本部出品作品】卒業舞踏会
振付:ダヴィッド・リシーン デヴィット・ロング改訂
音楽:ヨハン・シュトラウスほか 編曲:アンタル・ドラティ

女学院長:足川欽也 老将軍:桝竹眞也 
ラ・シルフィード:渡久地円香 スコットランド人:齊藤拓 鼓手:アクリ瑠嘉
即興第1ソロ:桝谷まい子 佐藤祐基 第2ソロ:平尾麻実 澤井秀幸
フェッテ競争:瀧愛実 星野姫
無窮動:福田有美子 高橋真之 壁谷まりえ 鎌田真帆 渡辺花菜

作品についてはこちらへ。
 

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