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【映画】ラ・ワン

RA・ONE(ら・わん)

アヌバウ・シンハー監督/インド/2011/原題RA,ONE

 デジタルデータを実体化する技術を開発したイギリスのバロン社。同社のゲーム開発チームのシェカル(シャー・ルク・カーン)は、悪役好きの息子・プラティク(アルマーン・ヴァルマー)のおねだりで、最強の悪役ラ・ワン(アルジュン・ラームパール)が正義のヒーロー・Gワンを倒すゲーム「ラ・ワン」を制作。その完成発表会でデモを見たプラティクはすっかり魅了され、発表会後のパーティの間、開発室でゲームをする。帰る時間になって途中でゲームをやめたプラティクをラ・ワンは許さず、彼を殺すためにデータから実体化。プログラムの異変に気づいた開発チームのアカシ(トム・ウー)を殺して彼に変身し、さらには息子を守ろうとしたシェカルをも殺害。すさまじいカーチェイスを繰り広げながら逃げる妻・ソニア(カリーナー・カプール)とプラティクを追いつめるラ・ワンの前に立ちはだかったのは、シェカルの記憶と顔をプログラミングされて実体化したGワンだった。一度はラ・ワンを倒してボンベイに帰った一家だったが、やがて復活したラ・ワンもプラティクを追ってボンベイへ……。

 久しぶりのボリウッド映画、久しぶりのシャー・ルク・カーンヽ(´▽`)/。20年ぶりに見るボリウッドはすっかり洗練されたCG満載のSF映画(でもダンスシーンは人海戦術)になっておりました。そしてどんなにダンサーたちの大臀筋がぶるんぶるんしようが、ヒロインがどどーん!のダイナマイトボディだろうが、キッスはほっぺまで、でありましたよ、相変わらず( ̄▽ ̄)。お約束通り、土砂降りシーンはあったけどなー(←Tシャツではなかったような)。

 

 シャー・ルクがシェカルとGワンの2役なんだけど、前半とも呼べない前の方で殺されちゃって、いやでもホントは生きてるってオチだよね? と思ったのにちゃんと葬式まであげちゃって、もうどうなることかと( ̄▽ ̄)。シェカルのすげぇ似合わねぇパーマはどうしたことかと思ったら、後でちゃんとGワンに「変な頭」とか突っ込まれてるし(←というかそのためのパーマだな)。まあGワンの半オールバックもビミョーなんだけど。シェカルは地のままの茶の目、Gワンは青の目、かつGワンの方がダンスシーンも含めてやや直線的な動き、と分けられてました。

 格言好きの勧善懲悪主義で単純なお調子者、ヘタレだけど妻と息子をべったり愛するシェカルと、それに反発し、父親をみっともないと思うプラティク。ミドルティーンにはありがちな反抗期なんだけど、自分が望んだ「悪の最強ヒーロー」によって、自分をかばった父を殺されてしまうことになる。プラティクは、生前の父親との溝を、Gワンと暮らす日々の中で埋めようとするけれど、ソニアの方は逆にGワンの仕草と記憶にどぎまぎしながらもシェカルの不在を思い知らされる。ボンベイに帰ってからのつかの間の3人の日々に、シェカルとソニアの思い出をカットバックさせる「スタンド・バイ・ミー」の場面は秀逸で、シェカルの愛情の深さとソニアの切なさが軽い笑いの中に描き出される。朝食で、プラティクにキスするソニアを見て、Gワンが自分もしてもらおうとするのに、とまどってほんのちょっとだけチュ、として髪をちょちょっとしていってしまうソニアも、それを「なんで?」ってみるGワンもいいんだよねー。

 シェカルはすぐに殺されてしまうけど、ラ・ワンとの最後のゲームで窮地に陥ったGワンとプラティクを救うのは、Gワンのフォルダに隠されていたシェカルの記憶と、生前にプラティクに残した言葉。「パパが作るゲームは必ず正義が勝つんだ、だからきっと方法がある!」というプラティクは、パパの本当の大きさに気づいたはず。「Gワンにはパパの心を入れておいた」というシェカルの手紙の通り、日常でも、危機の時でも、Gワンはプラティクとソニアを守り続けるんだ。

 同僚の中国人、アカシは、ことあるごとに同僚たちが自分を「ジャッキー・チェン」と呼ぶのが我慢できないんだけど、それもまったく故のないことではなくて、ゲームのキャラクターの動きはセンサーをつけた彼が実際にアクションしてプログラミングしてるし、新作披露のデモでも彼が装置をつけてラ・ワンと対戦する。前半のラ・ワンは彼(トム・ウー)がやってるんだけど、結構おもしろいんだよなー。プラティクを探して、あらゆる機械の検索をかけちゃたりとか。まあしかし、派手なアクションはどこから見ても「マトリックスじゃね?!!」としか( ̄▽ ̄)。アカシ自身は、新作披露パーティで同僚のジェニーに告白して、うまくいったところで殺されちゃって、カワイソすぎる役なんだけど。パーティのダンスシーンのぶっちぎりっぷりがなかなか好き♪ 「アカシ」って名前は中国ちゅうより日本人ぽいけどな……。

 プラティク役のヴァルマーは、ちょっと昔の薬師丸ひろ子似。ソニア役のカリーナーはなんというか、小雪が叶妹になったような、お約束通りの「象の頭のような」(←インド古典の言い回し)ボインのグラマー。後半のラ・ワンを演ずるラームパールはスーパーモデルだけあって、長身のかっちょええイケメン。ラジニカーント兄貴も「ロボット」のカメオで1シーンだけ出演。彼が出ただけで、周りがみんな「うっとり〜゜.+:。(*´▽`*)゜.+:。」となって、Gワンが「あれは?」と聞くのにソニアまで「スーパースターよ.+:。(*´▽`*)゜.+:。」とうっとり〜してしまうのだ( ̄▽ ̄)。

 たっぷりのアクションは、CGも使ってるけど、基本的にはワイヤー(エンディングにメイキング映像が)。走ってる列車の側面を駆け抜けるとか、ラジニの映画のパクリのような気もするけど(オマージュだよ、オマージュ( ̄▽ ̄))、そりゃもうてんこ盛りです。なにせ世界遺産までぶっ壊しちゃう勢いですよ。ダンスシーンもワイヤーアクションも、シャー・ルク、45歳過ぎても、まだまだハードにかましてますよ! やるなあ。

 公式サイトはこちら(音出ます)。

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