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【バレエ】早川惠美子・博子バレエスタジオ 「眠れる森の美女」2012/10/20

2012.10.20 早川惠美子・博子バレエスタジオ 「眠れる森の美女」 メルパルク東京 

演出・振付:早川惠美子 監修:溝下司朗 照明:足立恒 

オーロラ姫:岸川英里 デジレ王子:木村和夫 
カラボス:堀登 リラの精:高尾恭代
フロレスタン王:桝竹眞也 王妃:竹内祥世 カタラピュット:北原俊一

優しさの精:長谷川久子 元気の精:八木美帆 鷹揚の精:大溝ちあき
歌鳥の精:贄田麗帆 勇気の精:駒崎友紀
四人の王子:岡田展佳 奥田慎也 香野竜寛 田中英幸

伯爵夫人:森本由布子 王子の側近:藤井学

宝石の踊り:清水あゆみ 奥田慎也 杉山周子 高村麻実 岡田展佳
白猫:吉田真由美 長靴をはいた猫:五十嵐耕司
フロリナ王女:中野亜矢子 青い鳥:風間無限
赤ずきん:坂田めぐみ 狼:藤井学
ポロネーズ:齋藤真弓 田中英幸

 ……ということで、初早川バレエ。ぴあで出た座席を「もういいや」で取ったら、最前列でしたー( ̄▽ ̄)。首が痛い。
 演出はおおむねオーソドックス。プロローグ、1幕、2幕、3幕とフルバージョン(間奏曲なし)で、ちゃんと休憩が3回入りました。5時開演、8時半終了。テープ公演。

【プロローグ】

 カタラピュットは助手なし。貴族の男女(圧倒的に女性多し)がカタラピュットに「ねえねえ、早く赤ちゃん見せてー、見せてー」とせがんで、カタラピュットが「ダメダメ、王様たちがいらしてから!」というやりとりがあって、王・王妃の入場。全体に、マイムがきっちり入れられていて、しかもメリハリがあるのでわかりやすい。王の桝竹さんは、夏に「卒業記念舞踏会」で見た時にすごくスタイルがよくてびっくりしたんだけど、今回は王様の衣装なので脚が見えなくて残念。王妃さまは落ち着いててキレイ。お小姓さんは小学生かな? の子役さんなんだけど、王・王妃の大きなローブを踏まないように一所懸命に歩いててかわいかったよーヽ(´▽`)/。

 妖精はカヴァリエつき。背中にジゼルみたいな小さな羽がついていて、パ・ド・ブレするとぷるぷる揺れるのが可愛い。贄田さんがすごく小柄なんだけど、はつらつと元気なカナリアで可愛かったです。全員で踊ると、衣装が赤のせいもあって勇気の駒崎さんに目がいくんだけど、ソロもよかった。鷹揚の大溝さんの踊りも好きだったな。あれ、きちんと見せるのって結構難しいですよねえ。で、鷹揚のカヴァリエだったかな? 田中さんが終始満面の笑顔でなんかおかしかったなー。
 
 舞台はやっぱり狭いみたいで、これにリラのおつきの群舞が入るとなんだかえらいことに。上から見るとそうでもないのかな。
 
 そんでカラボス登場ですが……。カタラピュットの部下がいないので、貴族の青年が様子見にいって報告してましたな。うーむ。
 カラボスはお婆さん魔女系。堀さんが快演だったなー♪ そりのようなものに座って、手下が押して登場。手下は四人で、小鬼風? お婆さんなので踊りはあまりなくてマイム中心。カラボスが出てきたら、妖精たちはベビーベッドを守るけど、カヴァリエはいなくなっちゃうんだよなあ(←そういう演出は多いんだけど、やっぱ「こら(`◇´*)ヤクタタズ!」とは思うぞ)。王様の小物っぷりがいい。王妃さまは土壇場でも品がいい。
 リラの高尾さんは、ヴァリの時は正直「どうかな?」と思ったのですが、カラボスとの対決とその後はすばらしかったです。カラボス相手に堂々のタイマンで、これはカラボスやられちゃうわー、絶対かなわないわー、という説得力あふれるリラでした。まあ、王子がさらに強かったけどな……(←後述)。


【1幕】

 板付きで黒い頭巾つきマントをかぶったカラボスが編み物。そこへお嬢さんがたと青年が出てきて「それなあに」という話になり、カラボスが用意してあった針つき編みかけを4枚配って自分は退場。編みかけのものをもらった4人が中心になって踊っているところにカタラピュットが通りかかって……という段取り。
 ここのスタジオは、こういう細かい芝居や、踊りの中での表情のつけかたが生き生きとしていて楽しい。1人、ちょっと小柄な女性で、2幕のファランドールなんかでもうまく芝居全体をリードしてた人がいたんだけど、名前がいまひとつ同定できないという(とほほ)。しかし、プロローグでカラボスが「これに指をさされて」というのは金属棒(つむぎ針?)だったんだけど、長いもの全部禁止されちゃったのかー( ̄▽ ̄)。

 編み物を取り上げた後、下手側に座らせた4人の女性たちを女性群舞の人がスカートを広げて隠し、王と王妃、4人の王子たちが登場。カタラピュットが編み物をずっと背中側に隠して持って王様の目に入らないようにするんだけど、最後にやっぱり落としちゃうんだな( ̄▽ ̄)。ここでも王様の小者っぷりがよかったですよー。娘のためならどんなバカでもやっちゃいそうな。花かごに蛇仕込んだりとか(←小者?)。4人の王子ふくめてみんなでお願いしても許さない。でも王妃さまには弱いんだー( ̄▽ ̄)。最初は王妃さまでもダメだったのが、どんどん軟化していくあたりがカワイイというかなんというか。王妃さまがまたすごく魅力的なんですよ。そこはかとない色気がほんのりあったりして。

 で、めでたくご赦免となって、ガーランドワルツ。特に明示されてるというほどではないんですが、見ようによっては「許してくれてありがとう!」の踊り、という流れになっていて、これはいい演出だなあと思いました。男女4組+女性8人(編み物の4人は入らない)で、女性が肩幅ほどのツタのようなものを花策の代わりに持って踊ってました。プロローグのカヴァリエでは田中さんに気を取られてましたが、ここのソリストにも入っていた藤井さんがさわやかというか、非常によい感じで好印象。
 4人の王子の衣装は、パステル調の色違いのおそろいで、銃士まではいかないくらいの、割と普通の貴公子セット。

 そしていよいよオーロラの登場です。岸川さんはちょっと小柄で、無邪気だけど幼くはないようなオーロラ。登場でいきなりキラキラというよりも、踊っていくうちにキラキラしていった感じです。踊りが素直なのかな。ローズ・アダージョのメインサポートは田中さん。登場からずっと(というかプロローグからずっと)にこにこ顔で、芝居がいちばん濃いというか(笑)、オーロラ登場からもう「僕にくださいっ、僕にくださいっ!」とアピールしまくりでしたが(←登場前からやってたような気も……)、あとは奥田さんがそこそこ動いている(←杉山くんぐらい)で、残り2人が芝居っ気が少ないので(←安田くんぐらい)、まあ目立つ目立つ(笑)。大店の若旦那のような愛想のよさで、ついつい「そんなおぢさんにだまされてついていっちゃだめだよー」とか思ってしまったのだった( ̄▽ ̄)。

 そんなわけで、サポートはほぼ田中さんが。バラを1輪ずつ渡してのピルエットも、ほかの王子がバラを渡して田中さんが回す、と(←ずるくないかい)。どの場面でもきっちりと、多分いつもより余計に回してあげてるんじゃないかな、あれは。プロムナードは2回とも、3人めからのアンオーに時間をとって、4人目の田中さんはスタンバイしつつ結局は手を取らなかったのですが、そういう時もすっときれいに流して、ベテランは強いなー、さすがだなー、と思いましたです。

 オーロラの友人たちの踊りがあって、4人の王子にエスコートされたオーロラのヴァリエーション。岸川さんもローズアダージョの時よりキラキラしてる感じ。難曲が終わってちょっとリラックスするのもあるかもしれませんが、オーロラが高揚していくようでもあっていいんですよね。ローズアダージョに比べるとあまり注目されてないようですが、ここがいいダンサーは結構多いような気がします。

 1幕の冒頭と同じ格好のカラボスの登場。よそ見してたかなんかしたオーロラとぶつかります。で、マントの下からブーケを出してオーロラに。……って、ブーケのど真ん中に針が突き立ってますけどっ Σ( ̄ロ ̄lll)。そしてオーロラは「あらこれ何かしら」と針を抜き取ると、ブーケポイ捨てしちゃってますけどっΣ( ̄ロ ̄lll)!! おいおいおいっ!

 おろおろして針を取り上げようとする王様を尻目に、針で手を刺しちゃったオーロラのタランテラがあって、最後、倒れる際のサポートはやっぱり田中さん。そしてうろうろしていた老婆が取り押さえられてしょっ引かれ……えーと、しょっ引く要員はいなくて、たしかそこらにいたガーランドの青年か何かが2人でしょっ引いてたように思いますが……、いきなりマントを脱ぎ捨てて「ふわーっはっはっ、私じゃー!」と。その後、4人の王子がどのように役立たずだったかはさっぱり覚えてないんですが、カラボスの手下たちが例のそりを持って現れ、クモの糸キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!があり、手下があわあわと糸を回収し、そりで前に出たカラボスが猛スピード・急停車に前のめりになりながらも、ぐっと踏ん張るととか(←堀さんナイス!)まあいろいろあったのはここだったよなあ、確か。
 カラボスが引っ込んだ後にリラの精が出てきて、「イケメンの王子が現れてーーー」のくだりがあって、4人の王子がオーロラを担いで下手の階段を上がって捌けていき、割とオーソドックスに幕となりました。王様、立って寝る羽目になったようですが。(続く)

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