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【バレエ】松山バレエ団夏休みスペシャル

2013.8.24 松山バレエ団夏休みスペシャル 渋谷公会堂

 恒例の夏休み子ども企画。最初に幕前で森下さんのお話(聞き手のお姉さんつき)があり、最後にロビーでのダンサーさんたちの「お見送り」があります。渋谷公会堂の舞台は松山には狭いと思うんだけど、踊りが小さくならないのがすごいとこだな(笑)。今年はセットも多くはなかったので(去年は白鳥の3幕だったからねぃ)、「総出演」のボリュームを堪能しました。お席は2階後方の真ん中辺り。通路後ろで快適だったけど、遅刻の人が結構多くて、そういうものも前を横切るという。

 

「白鳥の湖」第2幕より
 オデット:山川晶子 ジークフリード:鈴木正彦 フォン・ロットバルト:成田雄四郎
 大きい2羽の白鳥の姫:熊谷文香、小林麻彩
 小さい4羽の白鳥の姫:藤原夕子、鎌田美香、鈴木彩、山中裕紀子
 大きい4羽の白鳥の姫:熊野文香、小野踊子、小林麻彩、水島かほり
 ロットバルトの分身の怪鳥:塩沢美香、佐藤明美、小菅紀子、平元久美

 2幕の序曲、王子と友人たちが城の門越しに白鳥を見、狩りにでかけるくだりから。門の前を駆け抜けていくオデットは、クラシックチュチュの腕部分に白い羽毛の袖をつけて、まだ「白鳥」であることがわかりやすい。王子と友人たち(総計5? 6?)が出かけて行き、上手から下手へ、白鳥→ロットバルト→王子の友人たち→ロットバルトの手下の怪鳥たち(「分身」なんだけど、まあ実質「手下」だよね)、とばたばたばたばたばたと追いかけっこしていくのが楽しいんだよなー。いや相変わらずここのロットバルトはとにかくスゴイ衣装で(深緑が基調でデザインはともかく羽がでかいのなんの)、出るなり微妙に笑いをとってたような気がしますが、友人たちも持ってる物が弓だけじゃなくて、中世風の柄の長い斧とかなんとか、もうここはコメディだから(多分)。手下の怪鳥が結構好きなんですよね。やっぱり深緑基調のクラシックチュチュで、仮面をつけてるの……メンバーすごいな。

 おっかけっこのあとは、オデットと王子の出会いの場面は抜きで、白鳥群舞入場からだったかな。オデットのソロの前だか後だかに、王子のソロもあるのがよいですー♪ 以前、垰田さんがやったときは1幕の別の場所から抜いてたけど、今回はチャイコPDDのソロ(振付は別)。鈴木さんも年齢不詳の万年熱血青年ですが、さすがにカブリオーレの前への蹴りあげとか、ややきつくなってきたのかな……。元々ここの男性は、目の覚めるようなジャンプや回転といった大技よりも、細かい身体捌き(←もはや脚というより身体のレベル)が売り、という気はするのですが。

 山川さんの踊りはやっぱり好きだなー。きっぱりくっきり。白鳥の群舞は、全体を通して独特の腕使いもありまして。見慣れているポーズは、片腕を頭の上に上げる時に掌を外へ向けますが、たとえばボヤルチコフ版では内側へ向けるのを「原典に近い/身を守る時には内側へ向ける」としており、そこからさらに「身を守る」方向へ進んだような感じ。手首の返し方なども独特のアクセントが。群舞をT字に配して縦横に動かすとか、いろいろ面白いんだよな。
 

「夢の王国」より「Letter」

 キャストは総出演ということで(笑)。

 「地上の人々からの手紙による問いかけに、神々が応える」というようなコンセプトはあるんですが、まあその辺はわかったようなわからないような。ちょいとゴージャスな衣装とボリューミーな群舞を存分に堪能すれば十分かと。

 実際、ソロもいくつかあるんですが、正直、清水さんのソロの振付って、そんなに面白くはないんですね。破綻もしてないんですが、ごく普通のクラシック・ヴァリエーションで。基本的に群舞で見せるタイプといいますか、モブの使い方や演出法はすごく面白い。やっぱり、自分が知り尽くした自分のカンパニーという強みもあるんだろうなあ。

 で、ここんところで、男性群舞がすごく面白いんですよ。石井さん・橋本さんが出なくなって、トップが鈴木さん、その後が垰田さん・刑部さんで、大体6〜10人くらいの編成になりますが、群舞ユニゾンになると俄然強い。2,3年前まで研究生だった若い人とか、あのハードな振付にがっちりついていっていて、ありゃ上手くなるよなー、と。しかもキャラ立ちしてたりするし(笑)。あれ秦野さんかなあ、久しぶりに「るんたった」てな言葉を思い出しちゃったよ。コリッパーとは別方向で、しかも「るんたった」そのもの。うわあ( ̄▽ ̄)。刑部さんはまた背が伸びたのかなあ。弾くんや森川くんくらいあるんじゃないだろうか。そんでスタイルがいいという。

 森下さんは中間部辺りから登場。ソリストの中の一人として登場して一通り踊り、その後5〜6人の女性ソリストと「ようこちゃん、みんなで楽しく踊りましょう」的な、割に無邪気な感じの場面の後で、ようこちゃんがいきなり苦しんで死んでしまい、みんな悲嘆にくれるけどもそこから立ち上がるような、そんな感じの。いやあどうするんだこれ……って一瞬思いましたけども。

 今のところ、森下さんのパートナーは鈴木さんがつとめることが多いようですが、その後はどうするんだろうなあ、というようなこともちょっと思いつつ、とりあえず楽しんできましたよ。「白鳥」はこのところ1日しかやらないけど、2キャスト組んでもいいのになあ。

 

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