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【バレエ】フィールドバレエ「ジゼル」その2

2013.8.7 第24回清里フィールドバレエ 「ジゼル」 萌木の村特設野外劇場


 つづきです。


 公爵の狩りの一行が、ジゼルの家の前にくる辺りから。フィールドバレエには、舩木さんのスタジオから子役さんが何人か出ることが多いですが、今回はこの場面に小姓役として何人か出演していて、なるほどー、と。木の棒からぶら下がった鹿(妙に柔らかそうな)を担いでいたのは、ジュニアの生徒さんではないかな。狩りの隊長さんとウィルフリードが別人。今回は舞台の両脇前方に張り出した、えーとなんていうんですかね、よくオケピからはみ出しちゃったピアノなんかをおいてあるような、ああいう細い道のようなものがしつらえてあって、幕開けから小さな椅子と机がおいてあったんですが、公爵とバチルドの接待は、それを移動させて使っておりました。佐藤さんがちょっとキラキラ感のある公爵だったな。


 公爵とバチルドがジゼルの家に入った後の、ヒラリオンが剣と角笛を照合する場面がまるまるカットされて、次の音楽の出とともに、いきなり花火ですよ! うおーっヽ(´▽`)/。萌木の村の動画(こちら)の3分の辺りに花火が出てますが、この場面。こんな風に花火が、普通の花火大会みたいなメニューで1曲まるまる上がります。えーとあれだ、東バの版でいうとヒラリオンがラインダンスやってひっこむまでの1曲だ。打ち上げ場所はわからないですが、大きさからみてそこそこ離れた場所だと思うんですよね(近いとアブナイよ!)。打ち上げ初めとともに、村人が出てきてちょっと踊りますが、もう多分だれも見てない(^▽^;)。後ろの方の席だと両方見えたのかなー。


 で、1曲花火が終わったところで、もう一度同じ曲がリフレインされて、樽に乗った子どものバッカスの登場です。これもさっきの動画にあるな。バッカスが出る版は久しぶりに見た。
 回転などでやや不安定だった川口さんですが、ジゼルのヴァリエーションのポアントはしっかりと、前進→脚の角度を変えてホップ、の繰り返しでした。
 ペザントは、最初は二人で、後から両脇に2ペアが増えてパ・ド・シスになるパターン。たしかスタダンがそうだったような気が。というか、全体にスタダンの版に近いのかな? 下手側の茶髪の男性がすごく上手かったんですが、多分土方さん。彼は目を引くなあ。真ん中の人よりむしろ上手い気が。


 さて。もう細かいところは忘れちゃいましたが、ヒラリオンが割って入る辺りから。


 どうしても正木さんのヒラリオンは動きが鈍いというか、もしかしたら「愚鈍」な感じを出しているのかも知れないですし、ヒラリオンがカッコイイ必要は全然ないんですけどね。ええまあ。なんかこう、ジャイアンなんだよなあ。
 そして逸見さんのアルブレヒトは、ヒラリオンに見せた一瞬の怒りを除いては、やはりジェントルマンでしたよ。バチルドの手をとってキスするときまでも。そんなだから、そりゃジゼルは血相変えて二人の間に飛び込んで行きますわな。


 公爵一行の引き上げはだいぶ早く、ジゼルの死を見届けてからの撤退ではなくて、ジゼルが起き上がったときにはもう正気ではなかった、という辺りだったのではないかと。佐藤さんの公爵は、特にどこが印象に残るというわけでもないですが、終始毅然かつてきぱきとしていたような(実務家の領主様だろうか)。そのために、舞台の上がすっきりとはしますが、村と貴族の間を行き来するジゼルの惑いのようなものは……ええまあ、なくていいんだな、多分。


 少女、というよりももう少し年齢が若いように感じる川口さんのジゼルですが、起き上がってからさらに無邪気さが増すような。剣を拾って、自分ののどに刺すように走る場面で、ヒラリオンが割と早くにするっと剣を取ってしまって、端まで走って行ったジゼルは村人が抱き留めていたような(違う場面だったろうか)。そんで、剣を捨てずにぼーっと持っているヒラリオンに、ウィルフリードが「それ、うちのです」と回収に来たのがツボった( ̄▽ ̄)。律儀だなー。なんかこう、全体に、ヒラリオンよりも村人の方が「えらいこっちゃー!」「ジゼルだいじょぶかー!」みたいな感じなんだよなあ。


 そしてアルブレヒトはといえば、暗闇の中を走るジゼルに向かって走りよらんと、ウィルフリードの制止も聞かず、というよりしがみつくウィルフリードを振り回しながらの大暴れ……じゃなかった、小暴れくらい(←比較対象が暴れん坊すぎる。ていうか、あんたら……)。ジゼルが死んで、ベルタに追い払われた後は、ちゃんとウィルフリードから剣をひったくってました(←ウィルが持ってっちゃったので、ちょっと心配してた)。


 なんといいますか、逸見氏がどことはなしに「お公家さん」っぽい感じもあって、そこへもってきて川口さんが幼いイメージもありまして、なんとなくこう、光源氏が北山に若紫を隠してた、みたいな1幕でした。ウィルフリードの親密な尽くしっぷりが、ほとんど惟光だし。そんなところに、うっかり葵上がきちゃってさあ大変、という。


 しかしこの後は六条との対決が待っているのであった……。

 

 
 


 

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