フォト

最近のトラックバック

Amazon Search

無料ブログはココログ

« 【バレエ】グラン・ガラ  | トップページ | 【バレエ】コジョカル・ドリームプロジェクトBプロ »

【バレエ】コジョカル・ドリームプロジェクト Aプロ

2014.7.21 アリーナ・コジョカル〈ドリーム・プロジェクト2014〉Aプロ ゆうぽうとホール

 
 コジョカルの冠ガラの2回目。とにかく楽しくて、明るい気持ちになれるガラでした。個人的にはも少しコボーの出番があってもよかったかなあとは思うけど、今はこんなもんなのかな。ムンタギロフが好きなのでそちらも堪能しました。席はものすごく前だったので、白鳥はもう少し後ろから見たかったなあ。あのフォーメーション、好きなんですよね。

「オープニング」
振付:ペタル・ミラー=アッシュモール 音楽:アレクサンドル・グラズノフ

アリーナ・コジョカル
オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ、堀内尚平、クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャンベル

 星空のような背景に、コジョカルのソロから、男性達(ルーマニア国立バレエの面々)とのからみ。ローズアダージョよりも、カヴァリエ付きのくるみのアダージョのイメージかも。音楽もあいまって、すごく幸福感のある作品で、コジョカルって「幸せの妖精さん」なんだなあと、ちょっとガラにもなく思ってしまいましたことですよ。ルーマニアの男性達は、どことなくコボーっぽいスタイルの人が多いような……。


「眠れる森の美女」より グラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンダギロフ

 「眠り」見るのも久しぶりのような気がするよ……。今ひとつ息があっていないながらも、ムンタギロフがていねいなサポートでした。なんか音楽が足りなかった場所があったような気もしたけどな……。ところどころ、振付がロイヤル仕様だったような気も。ムンタギロフの「ノーブルなんだけどなんとなくもっさり」な辺りが好きなんだけど(←いかにもロシアというか)、なんかその「もっさり」の部分の味だかなんだかが、ちょっとシャドルーヒンっぽいのかもしれないなあ、その辺りが自分の好みなのかなあとぼんやり思いつつ。ジーマよりはだいぶ技巧派だけどね。


「HETのための2つの小品」
振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:エリッキ=スヴェン・トゥール、アルヴォ・ペルト
ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス

 前半がスピーディーな音楽で、後半がペルト。前半と後半で分離してるというわけではないんだけど、結果的に長くなってしまって、どっちかだったらすごく面白いかもなあ、と。ペルトの音楽って、使いやすいんだけど実は上手く使うのは難しい、みたいな。身体的には超絶な感じ。


「エスメラルダ」
振付:マリウス・プティパ 音楽:チェーザレ・プーニ
日高世菜、ダヴィッド・チェンツェミエック

 この間見たばっかりだけど、別の作品のようなアダージョ( ̄▽ ̄)。日高さんは横顔がちょっと高木さん似かな。派手さはないけどすごくクリアな踊りで、「このとき脚はここを通ってこうラインを描きます」みたいなのが全部見える感じ。長バランスでちょっとぐらついても、最後のポーズはきちっと決めてしかも上にぐんと伸びる、っていう気持ちよさもあったり。チェンツェミエック(覚えられない)は、ルーマニアのプリンシパルなんだが、可もなく不可もなくというか(で、コボーっぽいスタイル)。


「ラプソディー」より
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
吉田都、スティーヴン・マックレー

 前にNHKで見たあの短いヤツかー、と思っていたら、マックレーのソロから始まって、コーダ(?)まで、かなりボリュームがありました。マックレーがパックのような……と思ったら、どっちもアシュトンだな。で、アシュトンってのは本当に、ヌレエフとは別の方向で鬼のような振付だがな(T▽T)。いやもう、マックレーすげえ、としか。で、前回のロイヤルのRJでは、やっぱり都さんとだと格がちがっちゃうなあと思ったものですが、今回は都さんに追いついてました。たいしたもんだね。都さんは、NHKの時ほどのキラキラではなかったようにも思いますが、たいへん清々しい踊り。やっぱりアシュトンは自家薬籠中というか、身についたスタイルは一生ものなんだな。満足です〜。


〈本日の特別プログラム〉 「ゴパック」
振付:ロスチフラフ・ザハーロフ 音楽:ヴァシリー・ソロヴィヨフ=セドイ
ワディム・ムンタギロフ

 プログラム発表の時には、ムンタギロフは好きだから嬉しいけど、代わり映えしない演目だな……と思っていたのですが、なかなかどうして! 爽快感とスピード感にあふれたいいパフォーマンスでしたですよ! さすがロシア人、ルパシカ似合うなあ( ̄▽ ̄)。なんか「正統派のゴパック」というか。こういう長身の人のゴパックはあんまり見てなかったような気もしたりして。短かったけど、サービスたっぷり。


「リリオム」より ベンチのパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:ミシェル・ルグラン
アリーナ・コジョカル、カーステン・ユング

 映画の「回転木馬」は随分前に一度見たきりなんですが、この主人公がホントにどうしようもないチンピラで、「みんなてめえが悪いんだろうがあっヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;」っていう男でしてね。……で、確かにユングは「どうしようもないチンピラ」でしたですよ( ̄▽ ̄)。こういう男に関わっちゃいけないよなあ、という、典型の。コジョカルの困り眉毛と、藤色だかグレイだかの衣装が先々の薄幸さを思わせてなんか切ないですな……。
 映画は何度も見たい感じじゃなかった記憶なんだけど、ノイマイヤーで見たら面白いのかな。それともやっぱり「ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;」ってなるのか……(なりそうな気がする……)。


「白鳥の湖」 第2幕より
振付:レフ・イワーノフ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー 東京バレエ団

 幕が開くと、白鳥さんたちは配置についており、グランアダージョから。3羽が矢島・川島・小川の最近のトリオ。渡辺さんが入っていたころの「完璧なユニゾン」にはまだならないで、ちょっとばらばらに音をとってる感じかな。久しぶりに川島さんが観られて嬉しい♪ 4羽は、吉川さんと村上さんがいたような。こちらもまだちょっとばらんとしてるところもあるけど、むしろコーダの方がよかったかも。4人の身長差が結構あって、「小さい」白鳥ばかりじゃなかったような( ̄▽ ̄)。コールドはよかったけど、席が前すぎてあんまり見られなかったな……。

 しかし、コボーの出番が少ない(ノ_-。)。わかってたけど。前回のロイヤル公演で二人揃って降板になってしまったので、今回はリベンジ的なものだったけど、やっぱり全幕か、せめて黒鳥のところで見たかったかもなあ……。


「海賊」 ディヴェルティスマン
振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
アリーナ・コジョカル、ユルギータ・ドロニナ、日高世菜、ローレン・カスバートソン
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ダヴィッド・チェンツェミエック、
ワディム・ムンタギロフ、イサック・エルナンデス

 いやー、おもしろかったです! 「海賊」も全幕は長らく見てないんで、もうだいぶ忘れてた( ̄▽ ̄)。背景画もきちんとついてたけど、なんか「海賊」なんだか「バヤデルカ」なんだかわかんないような部分も。コジョカルとコボーのアダージョ(メドゥーラとコンラッドだよな?)があり、ドロニナとマックレーの「奴隷のPDD」があり、PDDの間に日高さんとカスバートソンのバリエーションがあり、えーとチェンツェミエック(←打ちにくい)がどこかに入ってて(←影が薄い)、ムンタギロフのコンラッドとエルナンデスのアリとコジョカルのメドゥーラでのトロワがあって、コボー捨てられちゃったのかよ、とかあったりしてですね。話としてはむちゃくちゃなような気もしますが、所詮「海賊」だしな。

 マックレーのランケデムはヒゲつき。すごい楽しそう。カスバートソンがメドゥーラのヴァリで、コジョカルはガムザッティのヴァリ。コジョカルはやっぱりコボーがいいんだねえ (*゚▽゚)、となにやら微笑ましい気持ちになったり。ドロニナは、フェッテも腕の装飾を入れてたら「何が何だかよくわかんないけどえらい回ってる」みたいな感じに(笑)。コーダでハツラツと楽しげになっていたのに、最後の最後に突然「あなたなんか嫌いなんだから!私、売られそうになってて、かわいそうなんだから!」って豹変して笑っちゃったよ( ̄▽ ̄)。まあ奴隷のpddって、大概そうなるんだけどね。ドロニナはもっといろいろ見てみたいな。全幕でも(主役じゃなくてもいいから)見てみたい。

 トロワもよかったですよ。エルナンデスのアリは、久しぶりに「これがアリだよ!」っていうアリ。カレーニョが踊ってた頃の、というか。ムンタギロフが技巧的ノーブルに決めていたので、コントラストがはっきりして、3人の関係がちゃんとしてた。ムンタギロフのシンプルなマネージュがすごく爽快で、マックレーのグランカテールが瞠目ものでありました。なんかいろいろ興奮するところが多かったなあ。

 いやあ、楽しかったです。Bプロも楽しみ。

« 【バレエ】グラン・ガラ  | トップページ | 【バレエ】コジョカル・ドリームプロジェクトBプロ »