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【映画】

【映画】飯舘村ー放射能と帰村

飯舘村ー放射能と帰村 

土井敏邦監督・撮影・編集・製作 2013年


 飯舘村で酪農を営んでいた、志賀一家と長谷川一家。二家族を中心に、原発事故が「家族」に及ぼした影響と現在の生活を、そして飯舘村の除染と帰村の可能性について、さらに多くの人々のインタビューを基に問い直す。 

 帰村するのか、また大家族で暮らすのか。その前提である「除染」はそもそも可能なのか。映画の後半、飯舘村の除染計画とその実施状況が明らかになっていくが、そこで示されるのは、除染の困難さである。例えば長谷川氏の家。敷地内に五軒の建物があるが、そのうち母屋や納屋など三軒が、土壁であることなどが理由となって「除染作業は困難」となっている。そして山の除染はやらない、と。モデル地区となった菅野氏の家は象徴的だ。除染した家の前庭はやや低めの線量だが、雨樋の下では、ぽん、と上がる。これでは村の空間線量の「平均値」が基準値以下となっても帰れるわけがない。

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【コラム】ていこうせん31号&34号

「'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」から

31号 プライベート・ライアン

34号 キティホーク・グッズ

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【映画】家路

家路
久保田直監督/2013年

 福島第一原発事故によって警戒区域となった村に、かつて村を追われるように出て行った次郎(松山ケンイチ)が、人知れず帰ってきて暮らし始めていた。その家に住んでいた兄の総一(内野聖陽)とその妻(安藤サクラ)と娘、母(田中裕子)は逆に事故によって村を追われ、仮設住宅で暮らしている。仕事もなく、デリヘルで働く妻をつけ回す鬱屈した毎日をすごす総一。母には認知症の兆候が現れ始める。そんな中、自殺した同級生の車を引き取りに警察に行った総一は、次郎が警戒区域の家に住んでいることを知らされる……。

 次郎がなぜ村を出たのか、次郎と総一と母との関係、そしてなぜ「今」次郎が帰ってきたのか。それは次第に明らかになっていくが、かつては理不尽と思える形で別れた兄と弟(と母)が、今度はわだかまりを残さずに、それぞれの道に別れてゆく。これは「家族の再生」というよりもむしろ、次郎が、強権的な父と、その父を継ごうとした兄から母と自分を解放する、そして次郎が母を引き取ることで兄一家も「父」から解放される、そういう物語であろう。家族がひとつになることが「再生」なのではなく、別れることで家父長制から解放される、それは確かに「再生」ではあるのかもしれない。

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【バレエ】東京バレエ団 創立50周年 〈祝祭ガラ〉キャスト表

2014.8.30/31 東京バレエ団 創立50周年 〈祝祭ガラ〉NHKホール

レポ        
 
<strong>「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン   音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

ペトルーシュカ: ウラジーミル・マラーホフ バレリーナ: 川島麻実子
ムーア人: 森川茉央 シャルラタン: 高岸直樹 
ピアノ:菊池裕介 協力:東京バレエ学校

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【映画】EDEN

EDEN

武正晴監督・2012年

 亡き原田芳雄が企画を温め続けていたという、船戸与一「夏の渦」の映画化が、山本太郎という役者を得て実現した。

 新宿二丁目のショーパブ「EDEN」の店長兼ショー演出家の「ミロ」(山本太郎)の四十二歳の誕生日。飲み過ぎた店の仲間「ノリピー」(入口夕布)を家に連れて帰ったミロが目覚めると、心臓の悪かったノリピーは急性心不全で死んでいた。屈辱的な警察での取り調べから帰ると、今度は店のオーナー(高岡早紀)がストーカーに襲われたとの知らせ。店のメンバーとストーカーの勤務先の進学塾に乗り込んだミロは、偶然、店の常連客アカネ(中村ゆり)と出会う。沖縄出身のアカネもまた、人には言えない傷を抱えていたが、ミロの励ましに力を得て、同郷の金城(仲井真徹)に心を開こうとする。その夜、店での誕生バーティーに今度は警察がやってきて、「親族が遺体の引き取りを拒んだ」と、棺ごとノリピーを置いて行く。「ノリピーを家族の元に帰そう」。ミロたちはトラックに棺を積み、千葉へと向かう……。

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【映画】311

「311」

森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治共同監督/2011 
 
 森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治。ドキュメンタリストの精鋭たちが一台の車に乗り込み、東日本大震災の現場へと向かう。震災をその目で確認するために……。

 とくれば、いやがうえにも高まる期待。しかし、そこでなされる「期待」とはなんだろう?

 少なくとも、こうではなかったはずだ。三月二十六日、車に据え付けられた放射線検知器。しかしカウンターの読み方はよくわからない。手持ちのガイガーカウンターはわかる。数値はどんどん上がって行く。交通規制の隙間をくぐって、退避勧告地域に入る。立ち寄った集会所はもぬけのから。現地の店でタイベックスを買い求め、車内にビニールを貼って窓を養生テープで目張りし、出かけた翌日は途中でパンク。2μSv/hを軽くオーバーする路上で悪戦苦闘のタイヤ交換。福島取材を断念して向かった宮城でも、四人は微妙に空回りを続ける……。

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【映画】ラ・ワン

RA・ONE(ら・わん)

アヌバウ・シンハー監督/インド/2011/原題RA,ONE

 デジタルデータを実体化する技術を開発したイギリスのバロン社。同社のゲーム開発チームのシェカル(シャー・ルク・カーン)は、悪役好きの息子・プラティク(アルマーン・ヴァルマー)のおねだりで、最強の悪役ラ・ワン(アルジュン・ラームパール)が正義のヒーロー・Gワンを倒すゲーム「ラ・ワン」を制作。その完成発表会でデモを見たプラティクはすっかり魅了され、発表会後のパーティの間、開発室でゲームをする。帰る時間になって途中でゲームをやめたプラティクをラ・ワンは許さず、彼を殺すためにデータから実体化。プログラムの異変に気づいた開発チームのアカシ(トム・ウー)を殺して彼に変身し、さらには息子を守ろうとしたシェカルをも殺害。すさまじいカーチェイスを繰り広げながら逃げる妻・ソニア(カリーナー・カプール)とプラティクを追いつめるラ・ワンの前に立ちはだかったのは、シェカルの記憶と顔をプログラミングされて実体化したGワンだった。一度はラ・ワンを倒してボンベイに帰った一家だったが、やがて復活したラ・ワンもプラティクを追ってボンベイへ……。

 久しぶりのボリウッド映画、久しぶりのシャー・ルク・カーンヽ(´▽`)/。20年ぶりに見るボリウッドはすっかり洗練されたCG満載のSF映画(でもダンスシーンは人海戦術)になっておりました。そしてどんなにダンサーたちの大臀筋がぶるんぶるんしようが、ヒロインがどどーん!のダイナマイトボディだろうが、キッスはほっぺまで、でありましたよ、相変わらず( ̄▽ ̄)。お約束通り、土砂降りシーンはあったけどなー(←Tシャツではなかったような)。

 

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【映画】ヒョンスンの放課後

ヒョンスンの放課後

監督・プロデュース・脚本:ダニエル・ゴードン/2004年作品/イギリス映画

 「気味の悪いもの」の喩えとしてよく使われるものに「北朝鮮のマスゲーム」がある。揃いすぎていて気持ちが悪い、というのがそのココロというわけだが、これはそのマスゲームを演じる少女のドキュメンタリー。

 平壌に住むヒョンスンは十三歳。祖父は建設現場で重機を操り、父は役所の運転手という労働者階級の家の一人娘。すでに二度、体操でマスゲームに選抜されたことがある。仲良しのソンヨンは、ヒョンスンと同じ体操クラブに通っている十一歳。父親は大学の物理の助教授という知識階級。二人とも、次のマスゲームに選抜されることを目指して、毎日放課後にクラブで練習に励んでいる。映画は二人の日常を軸に、北朝鮮の政策、歴史、そこに住む人々を写し取っていく。

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【映画】ゴーストライター

ゴーストライター

ポランスキー監督/仏・独・英/原題 The Ghostwriter

 「元英国首相アダム・ラングの自叙伝」のゴーストライター(ユアン・マクレガー)。破格の契約金で雇われた彼は、ラング(ピアース・ブロスナン)のいるアメリカの小島に赴く。厳重に警備されたラングの別邸で待っていたのは、ラングの秘書アメリア(キム・キャトラル)と夫人のルース(オリビア・ウィリアムズ)。首相補佐官だったマカラが書いたという自叙伝の第一稿のひどさに頭を抱えながら、ラングのインタビューを開始するゴーストライターだったが、元外相のライカート(ロバート・パフ)が、「テロとの戦い」での捕虜をCIAに引き渡し拷問した容疑について、ラングの調査をICCに依頼したというニュースが入る。プラカードを掲げたデモ隊が邸宅の前に溢れ、ホテルから通うわけにいかなくなったゴーストライターは、かつてマカラが使っていた部屋に滞在することになる。しかし彼がその部屋でみつけたのは、マカラが隠しておいたラングの資料だった。それらを調べるうちに、ゴーストライターは「泥酔してフェリーから落ちて溺死」と伝えられていたマカラの死に疑問を抱くようになる……。

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【映画】100,000年後の安全

100,000万年後の安全

マイケル・マドセン監督/2009年/79分/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/原題INTO ETERNITY/配給アップリンク

 上映時に配付された補足資料によれば、電力や天然ガスをロシアに依存しているフィンランドでは、いわゆる「エネルギー安全保障」の観点から原子力政策を進めているそうだ。現在は五基目の原発を建設中で、これで電力の三分の一が原子力になる。

 という、フィンランドで、世界初の高レベル放射性廃棄物の最終処分場が作られている(映画撮影時建設中)。これはその処分場、「オンカロ(隠れた場所)」をめぐるドキュメンタリーである。


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著者:森 直人,池田 香代子,和合 亮一

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