バレエ・ダンス

【映画】踊れ、グローズヌイ!

踊れ、グローズヌイ!

監督 : ヨス・デ・プッター
2002年/オランダ/75分/カラー/ロシア語
製作 : ツェッパー・プロダクションズ+イコン
日本語版字幕製作 : アムネスティ・インターナショナル日本+東京シネマ新社


 とても美しい映画です。2002年製作なので状況的にはやや古いですし、ドキュメンタリーといっても「解説映画」ではなく、状況についてわかりやすいかというとそういうわけでもない。

 映画の冒頭に掲げられた「軽やかに美しく踊る者は、観る者と自分とを幸福にする」(←正確ではないかも)は、彼らの舞踊団がかつて使っていた稽古場に掲げられたレリーフのことば。これが全体のモチーフでもあります。舞踊団の子どもたちは、日本でいうと小学生から高校2年生くらいまで。これがまたみんな可愛いんだ。花嫁のような衣装の女の子たちも、民族衣装(風?)の男の子たちも。ついでに舞踊団の主催者アフマードフも渋いオヤジでモロ好み(笑)。

 かつて民族舞踊の有名なダンサーだったアフマードフは、引退後に自分の踊りを伝えるために子どもたちを集めて舞踊団を作る。それがチェチェン戦争で散り散りになってしまい(60人中20人が消息不明に)、稽古場も破壊される。それでもアフマードフはもう一度子どもたちを集めて舞踊団を再結成し、国内のみならずヨーロッパへもバスツアーを行う。

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【DVD】バレエの詩(プリセツカヤ)

バレエの詩(プリセツカヤ)

VC(VHS) 制作*モスフィルム/1971年/1974年公開
撮影・監督*ワジーム・デルベニョフ/バレエ監督*レフ・ポスペービン
美術*L.シェンゲリア
指揮*ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー/演奏*ボリショイ劇場オーケストラ

アンナ・バヴロワ「瀕死の白鳥」

 IVCのバレエシリーズにオープニングとして必ず入っているらしい映像。映像が残っていることの善し悪し、ってやっぱりあるなぁと感慨に耽ってしまう。無論、残っていることにこしたことはないけど、今観ると「うーむ」ではあるのよ。なにしろ「あの、伝説の、パヴロワの、白鳥」だからね。それはパブロワのせいではなくて、昔のコマ不足のフィルムだということは大きいし、今と比べりゃよしとされるプロポーションや動作が違うわけだから。「ニジンスキーの映像が残っていたら、伝説になったか」という命題は残るわな。

「バレエの詩」オープニング

 「白鳥の湖」3場のロットバルトの出の音楽と共に、黒鳥のプリセツカヤが現れてポーズ。白鳥の序曲に乗せてクレジット。字幕はすべてキリル文字なので、なんだかわかりません。タイトルは多分「バレエ」とか書いてあるんじゃないかと思う。

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【DVD】ジゼル(キーロフ・バレエ)

ジゼル(キーロフ・バレエ)

ジゼル*ガリーナ・メゼンツェワ/アルブレヒト*コンスタンチン・ザクリンスキー 
ミルタ*タチアナ・テレホワ/ヒラリオン*ゲンナジー・セルツキー
ベルタ*アンゲリーナ・カバロワ/バチルド*アネリーナ・カシーリナ/ウィルフレッド*ヴァレンチン・オノーシコ/クールラント公*ウラジーミル・ロプホフ/モンナ*アルティナイ・アスィルムラートワ/ズルマ*オリガ・リホフスカヤ
第1幕パ・ド・ドゥ*オリガ・ウトルシナ、セルゲイ・ヴィハレフ
指揮*ヴィクトル・フェドトフ
プティパ改訂版 演出*オレグ・ヴィノグラードフ
1983年、キーロフ劇場収録(ライブ)
NVC ARTS/ワーナー バレエセレクション VOL7

 「ジゼル」のスタンダードといえば、これ! お手本のようなビデオです。
 ザクリンスキーは長身のノーブル・ダンサー。特にクセもアクもないと言う意味では、伝統的なロシアのプリンシパルかも。メゼンツェワは1幕で出てきたときは「杉村春子のセーラー服?」ですが、観るほどに味のあるジゼルです。

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【DVD】くるみ割り人形(キーロフ・バレエ)

くるみ割り人形(キーロフ・バレエ)

マーシャ*ラリッサ・レジュニナ/くるみ割り人形*ヴィクトル・バラノフ
ドロッセルマイヤー*ピョートル・ルサーノフ/フランツ*タチアーナ・グンバ/ねずみの王様*ゲンナージ・ババーニン/雪のワルツ*イリーナ・ジェロンキーナ、エルヴィーラ・タラーソワ
スペイン*エレーナ・シェルツェーニェワ、アーンドレイ・ヤーコフレフ/アラビア*エカテリーナ・カトコーフスカヤ/中国*タチアーナ・ロジノーワ、イーゴリ・ヴェリャーエフ/ロシア*イリーナ・スヴォローワ、タチアーナ・グンバ、ピョートル・ルサーノフ/パ・ド・トロワ*タチアーナ・ミルシェーワ、エレーナ・シュミル、アルツェーム・ピハーチャフ
指揮*ヴィクトル・フェドトフ
イワーノフ・ワイノーネン改訂版 芸術監督*オレグ・ヴィノグラードフ
1993年10月17ー20日、キーロフ劇場収録(ライブ)
PHILIPS DVD

 軽やかな序曲の間に客席がカットバックで映されます。おでかけ用にかわいらしく着飾った子どもたちや軍の幼年学校の制服らしい子どもたちがオペラグラスを取り合ったりして、キーロフ劇場の雰囲気を伝えてくれます。子どもを連れて劇場に行く(というか子どもたちがちゃんとおとなしくマナーを守って観劇する)街なんだな。私としてはフェドートフの軽やかな指揮を映してくれた方が嬉しい。フェドートフがドロッセルマイヤー演ったら似合いそうな気がする(我ながらうーむ)。


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【DVD】ドン・キホーテ(アメリカン・バレエ・シアター)

ドン・キホーテ(アメリカン・バレエ・シアター)

キトリ*シンシア・ハーヴェイ/バジル*ミハイル・バリシニコフ
ドン・キホーテ*リチャード・シェイファー/サンチョ・パンサ*ブライアン・アダムス/ガマーシュ*ヴィクター・バービー/ロレンツォ*フランク・スミス/エスパーダ*パトリック・ビッセル
メルセデス(ドン・キホーテの夢で)*スーザン・ジャフィ/アムール*シリル・イエーガー
花売り娘*イレイン・クドウ、クリスティーヌ・スピッツァ/メルセデス*ジルマ・ブスティッロ/ドゥルシネア姫*ヴァレリー・マドニア/バジルの友人*ロバート・ラ・フォス、グレゴリー・オズボーン/ウェイター*ジョン・ガードナー

指揮*ポール・コネリー 演奏*アメリカン・バレエ・シアター・オーケストラ
振付*ミハイル・バリシニコフ(プティパ・ゴルスキー版による)
1983年6月NY、メトロポリタン・オペラ・ハウスにて収録(ライブ)
ワーナー(VHS)

 バリシニコフによるドンキのライブビデオ(DVDも出てる)。普通の全幕ものを見慣れていると物足りなくも感じるけれど、それなりの工夫が随所にこらされていて、アメリカンなエンタテインメントとして楽しめる。限られた条件で、最大限に観客を喜ばそうとする、バリシニコフの心意気とセンスのよさを感じる1本。

ミハイル・バリシニコフの「ドン・キホーテ」 [DVD]DVDミハイル・バリシニコフの「ドン・キホーテ」 [DVD]

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【CD】チャイコフスキー三大バレエ名曲集

チャイコフスキー三大バレエ名曲集

指揮:アンドレイ・アニハーノフ 
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団 2000年3月〜4月録音
 解説は「目の前に広がる情景——アニハーノフとレニングラード国立歌劇場管弦楽団の十八番」濱田貞行

 ジャケットからだけでは曲目がわからないので、不安で買えないわー、という人のために、こんな中身です。ジャケットは表が眠りのアポテオーゼだけど、キャストはよくわからない(フロリナはクチュルクかな)。裏は管弦楽団一同だけど、一目でわかるアニハーノフ(笑)。中ジャケは白鳥のコールドと、ハビブリナのマーシャの写真が入っています。

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【DVD】キーロフ・イン・パリ(キーロフ・バレエ)

キーロフ・イン・パリ(キーロフ・バレエ)

収録演目*シェヘラザード、薔薇の精、ポロヴェツ人の踊り、火の鳥
振付*ミハイル・フォーキン/指揮*ミハイル・アグレスト/演奏*マリインスキー劇場管弦楽団・マリインスキー劇場合唱団
2002年10月 パリ・シャトレ座収録(ライブ)
新書館DVD

 フォーキン振付の4演目を、バレエ・リュスの旗揚げの地、パリ・シャトレ座で公演するという粋なガラのライブ収録。ということで当然のように、18禁から怪人ショーまで幅広い、キーロフ・キャラクター部門人海戦術大会になってます。フォーキンのファンの私にとっては嬉しい1枚。

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【書籍】バレエの鑑賞入門

 渡辺真弓編集/世界文化社(ほたるの本)/2006.11/1890円(税込)

 世界文化社から新しいバレエ入門本が、しかも瀬戸秀美さんの写真で出るというのでチェック。したらいきなり

 「こんなところにシヴァコフが!」

 出世したなー。おねぃさんは嬉しい。
 えーっと、「物語とみどころがわかる*バレエの鑑賞入門」。表紙はザハロワです。裏は新国立のくるみ。作品紹介の「白鳥の湖」の写真がシヴァコフとペレンです。グランアダージョ1枚、黒鳥のGPDD1枚で、こちらは両方おそらく初出。ほかにグランアダージョの最後のポーズ(キャプションが「2幕のラスト」になってるけど)で、こちらはマールイのチラシにほぼ毎回載ってる見慣れた写真(一応これもシヴァですね)。それからコールド1枚。大盤振る舞いだわっ。瀬戸さんありがとー♪ グランアダージョの方は同じ写真が目次にも使われています。妙に初々しい横顔だわー。いやー、出世、出世。

 今回は何気にマールイ含有率もあがっていて、ジゼルはルジマトフとザハロワが出た時のもの。ペザントでミリツェワと……ヴェギニー?(正直これならハンスかミルタにして欲しかったなぁ)。口絵にはクチュルクとファジェーエフのドンキも。あとは「リーズ」が牧で(伊藤さんとドゥガラー)、「くるみ」が新国立(真忠さん)、ドンキがABT(カレーニョとマーフィー)。マノンがバッセルでオネーギンがルグリ。個人的には、ロミオがフォーゲルじゃないのが、ぶううう。
 まあ、あんまり並べてもこれから見る人がつまらないだろうと思うので、こんなところで。

 シヴァのせいで即買いしちゃいましたけど、本としてはたいしてよくはないです。全体に写真が新しく、カラー満載なので、写真を見るにはいいかな、というところ。ぴあのムックが小さくなったようなつくりかな。主力は「バレエ名作30」で、物語と見どころと写真だけれど、全幕ものが主体で小品が11作。ガラの予習などに使うには、やはり新書館の「バレエ101物語」にかなうものは今のところないでしょう(こっちは写真が少ないのが淋しいけどね)。大体ベジャールが「ボレロ」しかないってどうよ。しかもそのボレロの写真がこれってどうよ(ドンの写真にしても、もっといい写真いっぱいあるのにー)。まあ30と101じゃ大違いだからしょうがないけど。初心者本としては、こんなものなのかなー。ぴあのムックや「SWAN」に比べれば、下品な文章がないだけいいのかも。

 「世界で活躍するダンサー」に都さんと森下さんと熊さんが出ていて、「日本のダンサー紹介」はなし。それから「海外バレエ団と劇場の紹介」があって、「日本のバレエ団」は見開き2ページで一括。東バの「退団した首藤康之のゲスト出演も多い」って、多くはねぇだろう(笑)。それにしてもベジャール・ローザンヌも「その他のバレエ団」にちょろっと書いてあるだけだもんなぁ。ぶううう。

 というわけで、まずは店頭で写真チェックをして、気に入った写真があったら買う、というところですかね。本文を全部きちんと読んだわけではないですが。マナーのところで、「音楽が始まったら雑談しない」「夢中になりすぎて前のめりにならない」というのが入ったのは評価、だな。とりあえずシヴァファンはGo!

(「綾瀬川的生活」2006年11月11日)
*日記ページからの抜粋です

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