【舞台】「アイーダ」キャスト表(2010.3.22)
劇団四季「アイーダ」
2010年3月22日 13:00開演 四季劇場「海」
アイーダ:濱田めぐみ アムネリス:光川愛
ラダメス:阿久津陽一郎 メレブ:金田暢彦
ゾーザー:田中廣臣 アモナスロ:石原義文
ファラオ:維田修二 ネヘブカ:松本昌子
劇団四季「アイーダ」
2010年3月22日 13:00開演 四季劇場「海」
アイーダ:濱田めぐみ アムネリス:光川愛
ラダメス:阿久津陽一郎 メレブ:金田暢彦
ゾーザー:田中廣臣 アモナスロ:石原義文
ファラオ:維田修二 ネヘブカ:松本昌子
ラジュー出世する
アズィーズ・ミルサ監督/1992年作品/インド映画
何を隠そう八十年代半ば、印度哲学なるものの勉強をしていた。ちょうどオカルトブーム、エスニックブームのハシリの頃で、映画といえばサタジット・レイや! という同級生に連れられて、眉間にしわなんか寄せて岩波ホールの『大地のうた』なんかを見に行っちゃ、やっぱりシャルミラ・タゴールはかわいいよね、なんてことをしていたわけだ。
で、今月の映画はインド映画。といってもサタジット・レイでもミーラー・ナーイルでもない。インド映画といえば彼らの「芸術映画」しか公開されてこなかった日本でなんと四十二年ぶりにロードショー公開されるヒンディー娯楽映画、歌ありアクションあり何でもありのミュージカル。「週刊モーニング」で連載しているグレゴリ青山の「ひみつのマルグ印観光公司」で何度か特集されて以来、一度見てみたいと思っていたヒンディー映画にようやくお目にかかれた次第である。
エビータ
アラン・パーカー監督/1996年作品/原題「Evita」
いずこも同じ「聖母(マドンナ)」の……
冒頭、映画中映画のフィルムが途切れ、ブーイングの中、映画館の支配人がエバ・ペロンの死を告げる。泣き崩れる人々、荘厳な葬列。それらが一区切りついてバーの中、アントニオ・バンデラスが唐突にラテン調の「ホワット・ア・サーカス」を歌い始めてようやく思い出した。「あ、ミュージカルだっけか」。なあんだミュージカルだよ、劇団四季でもやってたじゃん。
そんなことはすっかり忘れて「社会派映画」を観に来てたつもりの人はちゃんと裏切られる。こいつはエンタテイメント。そう切り替えたらめちゃくちゃ楽しい、アルゼンチンのファーストレディ・エビータの成り上がり一代記だ。もっともバンデラス(劇中では「チェ」役)とマドンナ(エビータ役)の歌いまくりだから、多少はエビータとその時代に関する知識がないと、特に後半ペロン政権成立以後は何が何だかわからなくなるかもしれないが。
この映画を特集した三月一日付「朝日新聞」の学芸欄の見出しはこうである。「聖なる母? それとも情婦?」。
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シカゴ
ロブ・マーシャル監督/ビスタ・サイズ/カラー/113分/2002年度作品/アメリカ映画/原題「CHICAGO」
一九二〇年代、シカゴ。売れないダンサー上がりのロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)は、愛人の「業界に顔が利く」という言葉が嘘だったとわかり、逆上して射殺してしまう。移送された留置場では、やはり殺人犯のショウ・ガール、ヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が看守長のママ・モートン(クイーン・ラティファ)を買収し、腕利きの弁護士ビリー(リチャード・ギア)を雇い、スキャンダラスなスターとして新聞を騒がしていた。ロキシーも、純情な夫エイモス(ジョン・C・ライリー)を説得、ビリーを雇うことに成功。一躍「キュートな殺人者」としてヴェルマをしのぐスターにのし上がる。しかし、華やかな生活もつかの間、パイナップル長者の娘が夫とその愛人を撃ち殺し、世間の注目は彼女に集まる。巻き返しを図るロキシー。さらにそれを追うヴェルマ。そもそも二人に無罪判決は出るのか?
この「シカゴ」はボブ・フォッシーの舞台ミュージカルを映画化したもの(元々は20年代のブロードウェイ戯曲)。ミュージカルの映画化はいくらでもあるが、毎度気になるのは「舞台中継か、映画なのか?」といったところ。オリジナルの舞台のイメージを損なわず、或いは発展させて、なおかつ映画である、というのが大命題なのだ。生身のダンサーによる迫力、これまた楽しみなアイデア満載の舞台セットなどを「映画らしさ」でどのようにしのぐのか?
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RENT
クリス・コロンバス監督/2005年度作品/アメリカ映画/原題「RENT」
表現する動物たちのこと、再び
一九八九年、クリスマスイブのニューヨーク。映像作家の卵マーク(アンソニー・ラップ)と元人気ロックミュージシャン・ロジャー(アダム・パスカル)の住むロフトのある一角は、売れないアーティストとホームレスたちが住む吹きだまり。家賃を払えない彼らを追い出して、この地区を再開発しようとするベニー(テイ・ディグス)は、マークの元恋人モーリーン(イディナ・メンゼル)らによる抗議ライブを中止しろと迫る。マークたちの親友コリンズ(ジェシー・L.マーティン)は強盗に襲われたところを、エンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)に助けられて恋仲になり、ロジャーは階下に住むセクシークラブのダンサー・ミミ(ロザリオ・ドーソン)に誘惑される。モーリーンとその恋人ジョアンヌ(トレイシー・トムス)による抗議ライブは、ベニーらの配置した警官によって乱闘騒ぎとなり……と、ここまでが前半。
ドラッグ、エイズ、権力、そして自らの才能。彼らが立ち向かわなくてはならないものは多い。「いつかはきっと」と思うばかりの彼らは、意気がってみても、実は無力だ。その中で、ロジャー、ミミ、コリンズと同じくHIVポジティブであるエンジェルは、自助サークルである「ライフサポート」に通いながら、周囲を豊かな愛情でつないでいく。
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2006.9.5 劇団四季 「エビータ」 四季劇場・秋
作詞*ティム・ライス/作曲*アンドリュー・ロイド=ウェバー/製作・演出*浅利慶太
エビータ*井上智恵/チェ*芝 清道/ペロン*下村尊則/マガルディ*飯野おさみ/ミストレス*西田ゆりあ
かれこれ9年も前になるのだが、マドンナ主演の映画「エビータ」を観た。それがたいそう面白かったので、元の舞台というのはどういうものなのか、一度観たかったのだ。私はミュージカル映画をがんがん観ながら育ったので(もちろんテレビで)、舞台が映画化されたものもずいぶん観た。そのたびに「こういう場面転換は舞台だとどうなるんだろう?」というのは興味の的だった。ミュージカルを観に行くのはローリー寺西の「ロッキー・ホラー・ショー」以来、何年ぶりなんだ? というわけで、いそいそと会社帰りに浜松町へ。
いろいろな意味でとても面白かった。映画と比較してもあれこれと面白かったし、舞台単独で観てももちろん面白い。映画を観たのはずいぶん前だが、サントラはしょっちゅう聴いていて頭の中に入っているし、ストーリーもばっちり。席は2階中ほど。死角は少なかったけれど、もう少し低い位置で観た方がダンスが楽しめそうだ。
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